<注目銘柄>=ピックルス、内食需要追い風に今期業績は上振れの可能性
ピックルスコーポレーション<2925.T>は、上期(3~8月)決算発表による材料出尽くし感から調整局面にあったが、調整一巡感から業績再評価の機運が高まりつつある。PER12倍台の時価水準には割安感が感じられ、投資妙味は十分だろう。
前年好調だった反動で、今期は伸び悩みが予想されたが、上期業績は営業利益22億3200万円(前年同期比24.8%増)と大幅増益だった。巣ごもり需要が継続したことで内食が増え、ナムルやサラダなど野菜を使った総菜の販売が好調。総菜など好採算な自社製品比率上昇や原料野菜の仕入れ価格が安定したことなどで粗利益率が改善したこと、また生産アイテムの集約による生産性の改善なども利益向上に寄与した。
上期好決算にもかかわらず、会社側は通期計画の営業利益28億5000万円(前期比5.1%増)を据え置いたが、下期の苦戦を見込んでいるわけではない。例年天候要因に左右されやすい9~11月の原料調達状況を精査するためだが、足もとで原料野菜価格は会社想定内で推移しているもようで、今期予想は上振れの可能性が高い。また、生産アイテム集約や工場の自動化などの生産効率改善の継続で、来期も増益が期待できよう。(仁)
出所:MINKABU PRESS
前年好調だった反動で、今期は伸び悩みが予想されたが、上期業績は営業利益22億3200万円(前年同期比24.8%増)と大幅増益だった。巣ごもり需要が継続したことで内食が増え、ナムルやサラダなど野菜を使った総菜の販売が好調。総菜など好採算な自社製品比率上昇や原料野菜の仕入れ価格が安定したことなどで粗利益率が改善したこと、また生産アイテムの集約による生産性の改善なども利益向上に寄与した。
上期好決算にもかかわらず、会社側は通期計画の営業利益28億5000万円(前期比5.1%増)を据え置いたが、下期の苦戦を見込んでいるわけではない。例年天候要因に左右されやすい9~11月の原料調達状況を精査するためだが、足もとで原料野菜価格は会社想定内で推移しているもようで、今期予想は上振れの可能性が高い。また、生産アイテム集約や工場の自動化などの生産効率改善の継続で、来期も増益が期待できよう。(仁)
出所:MINKABU PRESS
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