栄電子、今期経常を2.2倍上方修正

　栄電子 <7567> [ＪＱ] が11月11日後場(14:00)に決算を発表。22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比3.2倍の1億7100万円に急拡大し、従来予想の7000万円を上回って着地。
　併せて、通期の同利益を従来予想の1億4400万円→3億1800万円(前期は1億3700万円)に2.2倍上方修正し、増益率が5.1％増→2.3倍に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比77.1％増の1億4700万円に拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比7.0倍の9800万円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の1.1％→4.6％に大幅改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当第2四半期累計期間につきまして、新型コロナウイルス感染症による生産活動への影響や半導体、樹脂材料等の部材不足による納期状況の悪化等が見られたものの、主力市場である半導体製造装置関連顧客の旺盛な需要に牽引され、連結、個別の売上高、利益とも前回公表値を上回る進捗となりました。通期の業績予想につきましては、第2四半期までの実績に加え、期初においては先行発注による反動リスク等を想定していましたが、現在の受注状況から今年度中は大幅な調整局面に入らない見通しとなったころから、連結、個別とも業績予想を修正いたします。