【新興国通貨】ルーブル安続く、三日のロシアＣＰＩなど警戒～ロシアルーブル

【新興国通貨】ルーブル安続く、三日のロシアＣＰＩなど警戒～ロシアルーブル

　原油高などを支えに今月対ドルでのルーブル高が住んできた流れは、２６日の６９．２２前後を底値に反転している。２７日の市場でNY原油の売りが入ったことなどをきっかけに、行き過ぎたルーブル高への警戒感も。その後NY原油がしっかりの局面でもルーブル買いの動きが限定的で、昨日のロシア市場では７１．６６を付ける動きが見られた。

　明日発表される１０月のロシア消費者物価指数（CPI)は前年比が8.00％と前回の７．４２％から上昇見込み。８月は６．６６％であり、パンデミック時の２％台からじりじりと上昇していた流れが、ここにきて加速している状況。

　景気回復の動きが、デルタ変異株による新型コロナの感染拡大などの影響を受けている中での物価の上昇に市場は警戒感を強めている。

　対円でも２６日の１円６４６７を高値に直近１円５９銭割れまで値を落とす動きに。

RUBJPY　1.5901　

MINKABU PRESS 山岡和雅