NY株式市場(10日)8月生産者物価指数は予想を上回るー米国10年債利回りは1.32%付近に上昇
10日のニューヨーク株式市場でダウ平均は買い戻し先行で取引が始まりそうだ。
ダウ平均は、前日までに4日続落する過程で500ドルを超える下落幅となった上、20日移動平均線(3万5281ドル)や50日移動平均線(3万5035ドル)を次々に割り込んだ反動からリバウンド期待が高まろう。寄り付きでは節目の3万5000ドル台を回復する場面も見られそうだ。
チャート上では、昨日の終値から下方に前回の下落局面(8月16日―8月19日)でサポートとなった75日移動平均線(3万4790ドル)と一目均衡表上の雲の抵抗帯の上限(3万4710ドル)が3万4800ドル割れ水準で待ち構えていることから、今回も目先的な下値のめどを前に一旦切り返しの動きが強まることが想定されよう。
ただ、取引開始前に発表された8月の生産者物価指数は前月比で+0.7%と市場予想(+0.6%)を上回ったことから、米国10年債利回りが1.32%まで強含みとなっており、さらなる長期金利の上昇はハイテク株への重石となりそう。ダウ平均は、終値ベースで節目の3万5000ドルに近い水準で終えられれば、来週以降もリバウンド期待が膨らんできそうな一日となる。
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