くふう、今期営業を1％上方修正・最高益予想を上乗せ

　くふうカンパニー <4399> [東証Ｍ] が8月13日大引け後(16:00)に決算を発表。21年9月期第3四半期累計(20年10月-21年6月)の連結営業利益は前年同期比44.4％減の1億0900万円に落ち込んだ。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の3億円→3億0400万円(前期は2億3500万円)に1.3％上方修正し、増益率が27.7％増→29.4％増に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の連結営業損益も従来予想の2億0900万円の黒字→2億1300万円の黒字(前年同期は2800万円の赤字)に1.9％増額した計算になる。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(3Q)の連結営業損益は1800万円の黒字(前年同期は6700万円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-10.4％→1.4％に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2021年９月期の連結業績につきましては、2021年５月29日付「ハイアス・アンド・カンパニー株式会社株券（証券コード：6192）に対する公開買付けの結果及び子会社の異動に関するお知らせ」にて開示しました通り、ハイアス・アンド・カンパニー株式会社を連結子会社化したことに伴い、2021年９月期第４四半期連結決算より、同社の損益を当社の連結業績に取り込む予定です（同社の決算期変更により2021年５月１日から2021年９月30日までの５ヵ月間を連結対象期間とします）。この結果、通期連結売上高及び通期連結EBITDAは当初予想を大きく上回ることが見込まれます。一方、同社の株式取得に伴うのれん償却費を計上する他、新型コロナウイルス感染症の拡大及び長期化に伴い、不動産関連事業における買取再販事業でのユーザーの内見数の減少等により販売活動に影響が生じるなど、一部の事業では業績が当初予想を下回ることが見込まれます。この結果、通期連結営業利益については微増益に留まる予定です。※上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は、今後の様々な要因により異なる結果となる可能性があります。