トヨタが買い優勢、約1年3か月ぶりの円安が追い風材料に◇
トヨタ自動車<7203.T>が買い優勢、外国為替市場での円安進行を追い風に1万円大台復帰をうかがう動きにある。今週22日に300円を超える上昇で大きく切り返し、9985円の高値をつけたが1万円大台にあと一歩届かなかった。前日は売りに押されたが、下値では機関投資家とみられる押し目買いニーズも強い。外国為替市場では、足もと米長期金利が上昇に転じたことで日米金利差拡大を意識したドル買いの動きが反映され、一時1ドル=111円台に入るドル高・円安となった。これは約1年3か月ぶりの円安水準。同社の22年3月期の想定為替レートは1ドル=105円と実勢よりも6円前後も円高に設定されており、輸出採算の改善効果が収益増額修正期待につながる。なお、きょうはホンダ<7267.T>や日産自動車<7201.T>など他の自動車株も頑強な値動きをみせている。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
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