◆ 「サプライズ発言」も飛び出したが・・・ - “110円前半”で揺れ動き
「米早期利上げ観測」そのものは変わっていないものの、そこから派生する「インフレ圧力抑制」との思惑が先週末は目立ちました。
これに「株安」を背景にした“リスク回避→円買い”も加わり、ドル円に重く圧し掛かりました。
ただハト派で知られるブラード・セントルイス連銀総裁の『自身は2022年の利上げを想定』とのサプライズ発言もあって、“崩れる”ことはありませんでした。
こうして“大台割れ(109.942円)”こそ見せたものの、NYタイムには“110.481円”へ巻き戻され、しかしながらその後は“上値の重さ”が先行するなど、「方向感定まらず」のままで先週の取引を終えています。
◆ 本日も「先週末と同様」…?
「株安」から来る“リスク回避→円買い”は、本日も“上値の重さ”を促すと見られます。
一方でそのサプライズ発言を行った「ブラード総裁の講演(経済見通し)」が、本日も予定されています。
このため「米10年国債利回り」が揺れ動き、“下値を支える”といった展開も期待されるところです。
“先週末高値(110.481円)”にかけては、「ドル売りオーダー」が展開していると見られます。
一方で“大台(110円)”付近には、「まとまった規模のドル買いオーダー」が散見されています。
「抜けた際/割った際の対応」はあらかじめ考えておく必要がありますが、本日も「先週末と同様(当該レンジ内での揺れ動き)」を想定すべきところかもしれませんね。
「下には抜けない」との見方も踏襲しながら…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:110.843(4/1高値、6/17高値)
上値4:110.707(+2σ、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:110.481(6/18高値、6/17~6/18の61.8%戻し、ピボット1stレジスタンス)
上値2:110.380(6/17~6/18の50%戻し)
上値1:110.277(6/17~6/18の38.2%戻し)
前営業日終値:110.205(+1σ)
下値1:110.023(日足・一目均衡表転換線、大台)
下値2:109.942(6/18安値、ピボット1stサポート)
下値3:109.806(6/16安値、6/7~6/17の61.8%押し)
下値4:109.751(月足・一目均衡表先行スパン下限、20日移動平均線)
下値5:109.690(日足・一目均衡表基準線、ピボット2ndサポート)
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