明日の株式相場に向けて=「ワクチン相場」の号砲は鳴るか

米国のインフレ懸念は息の長いテーマであり、折に触れ浮上する見通しだが、6月15~16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)までは少し時間があるため、目先は一服することも期待される。日経平均株価は13日につけた2万7385円が当面の底となることも見込まれ、どこまで値を戻せるかが焦点だ。
そんななか、市場の関心を集めているのが新型コロナワクチンの接種率拡大に伴う「ワクチン相場」の行方だ。大手証券では海外の例を参考に「接種率が10%を超えた近辺で上昇トレンドに入る」と予想する。日本のワクチン接種率が低いことが日本株出遅れの要因とされてきたが、ようやく高齢者向けの接種が本格化に向け動き出したようだ。今後はワクチン接種率を注視する展開も見込まれる。
ワクチン接種を巡る混乱が伝えられているものの、市場ではワクチン相場を見越した動きも胎動し始めている。この日は、エイチ・アイ・エス<9603.T>やKNT-CTホールディングス<9726.T>、アドベンチャー<6030.T>、オープンドア<3926.T>などの旅行関連株が買われた。この流れが今後どこまで波及していくかが焦点となる。
今晩は米国で4月住宅着工件数が発表されるほか、ホーム・デポやウォルマートが決算を予定している。国内では明日はセーレン<3569.T>、はせがわ<8230.T>が決算発表を行う。
出所:MINKABU PRESS
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