2月の世界金ETF残高は3680.60トンと前月から84.75トンと大幅減少。
今週WGCから発表された2月末の世界全体の金ETF残高は、重量ベース3,681トン(金額ベース2,070億米ドル)と前月から84.75トン(-46億米ドル、-2.0%)の大幅減少となった。過去4か月で3回目の減少を記録し、資金流出に歯止めがかからない現状だ。足元の米長期金利上昇を嫌気した売りが続いている。ゴールドマンサックスの見方では年末1.9%程度までの上昇を予想しており、昨晩のパウエルFRB議長の発言でも金利上昇を容認するようなニュアンスで金相場にとってネガティブ状況が続くものと思われる。世界最大規模の金ETF、SPDR金ETF残高も3/4現在1078.30トンと昨年のピークから約200トンもの爆減で金から仮想通貨や原油へのシフトが行われているようだ。金関連は戻り売り。
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