カンセキ、今期経常を20％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も2円増額

　カンセキ <9903> [ＪＱ] が1月21日大引け後(16:15)に業績・配当修正を発表。21年2月期の連結経常利益を従来予想の23.3億円→28億円(前期は16.4億円)に20.1％上方修正し、増益率が41.9％増→70.4％増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の連結経常利益も従来予想の8億円→12.7億円(前年同期は8.5億円)に58.4％増額し、一転して48.1％増益計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の20円→22円(前期は12.5円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　国内の新型コロナウイルス感染者数が再度増加傾向に転じて、巣籠り需要が継続発生している事や、寒波到来により灯油や暖房用品の動きが活発化した事から、当社各セグメントの売上高は業績予想を上回る見込みです。このような状況を踏まえ、通期の売上高並びに営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益がいずれも2020年10月２日公表の業績予想を上回る見通しとなりましたので、今回業績予想を再度上方修正いたします。

　当社は、業績の状況、将来の持続的な事業の成長、発展のための内部留保の充実、財務体質等を総合的に勘案し、株主の皆様へ安定した配当を行うことを基本としております。当期の配当につきましては、現状の事業推移を踏まえ、上記のとおり期末配当予想について、１株当たり２円の増額修正をすることといたしました。（注）上記の業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因により、これらの予想数値とは異なる可能性がございます。