前引け：資源関連が大幅高、商社株、松田産業に関心が高い模様

　前引けの日経平均株価は101.63円高の10756.42円、TOPIXは10.92ポイント高の926.67ポイントで終了。東証一部の値上がり銘柄数は1137、値下がり銘柄数は386、出来高は概算で8億9712万株、売買代金は概算で5855億円でした。

　売買代金と出来高に戻りが見えないものの、外部環境が良好なことで日本株は大幅続伸。市場関係者からは幸先の良いスタートと2010年株式相場への期待感が高まっているようです。

　原油高を好感して個別では総合商社セクターが人気化、三井物産 <8031.T> 、三菱商事 <8058.T> が年初来高値を更新、新日本石油 <5001.T> が大幅高、国際石油開発帝石、AOCホールディングスも堅調。

　ホンダ <7267.T> はシティグループ証券が目標株価を引き上げたアナリストレポートが刺激材料となって昨年8月以来の3200円台を回復、海運株はバルチック指数の15日ぶり反発を買い手掛かりに軒並み高、日本郵船 <9101.T> 、商船三<9104.T> 川崎汽船 <9107.T> に注目する声も高まりました。

　市場の関心が高いJAL <9205.T> は続伸歩調、社長の「私的整理がいい」発言などプラス材料浮上とみられたようです。その他、エルピーダ <6665.T> 、東京エレクトロン <8035.T> 、シャープ<6753.T> が年初来高値更新、日立建機、コマツなどアジア向けも業績回復が期待されて新高値、１２月に国内証券がポジティブなレーティングを付与した松田産業 <7456.T> が145円高の1814円で前引けを終えて市場の注目を浴びています。

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