海運株は軒並み上昇、コンテナ・ばら積み船市況回復を背景に低PBR株物色の波に乗る◇
日本郵船<9101.T>が6日続伸と上昇基調を強めているほか、商船三井<9104.T>、川崎汽船<9107.T>、明治海運<9115.T>、共栄タンカー<9130.T>など海運株が軒並み高となっている。ワクチン開発期待を背景とした経済活動正常化への思惑が世界景気の改善を早めるという見方が強まっている。海運市況も回復の兆しがあり、鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の総合的な値動きを表すバルチック海運指数は前日時点で8日続伸、今月4日以来の1200台を回復している。また、コンテナ船市況も回復色が強く、中国発東南アジア向けの海上コンテナ運賃の急騰が伝えられるなど、海運業界にとって収益環境に追い風が強く意識される局面となっている。海運セクターは低PBR銘柄が多く、バリュー株のリターンリバーサルの流れにも乗っている。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
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