ルピア円が弱含み、インドネシアでコロナ感染者数が増加＝東京為替

　インドネシアルピア円が弱含んでおり、朝方の０．７４８円付近から、足もとは０．７４２円台まで下げている。インドネシアにおいて新型コロナウイルスの感染者数がここにきて増加しており、ルピア売りにつながっている。

　ロイターニュースの集計によると、１２日時点でインドネシアにおいて報告された新規感染者数の平均は、７日連続で増加。１日平均３７６９人の新規感染者が報告されており、ピークだった９月２６日の８６％になる。パンデミック（世界的大流行）以降、同国では感染者４４万８１１８人、死者１万４８３６人が報告されている。

　１０日には、中国税関総署がインドネシア企業出荷の冷凍魚類から新型コロナウイルスが検出されたとして、同社からの輸入を１週間停止したと発表。また、同日は台湾当局が、仕事で訪台したインドネシア人女性２人が新型コロナウイルスに感染していたと発表しており、経済活動にも影響が出ている。

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