ＳＴＩＦＨＤが上場来高値更新、食品部門が予想上回り２０年１２月期業績予想を上方修正

　ＳＴＩフードホールディングス<2932.T>が大幅高し上場来高値を更新している。９日の取引終了後、２０年１２月期の連結業績予想について、売上高を２２９億２８００万円から２３０億円（前期比１１．４％増）へ、営業利益を７億８００万円から１１億円（同２．１倍）へ、純利益を４億４９００万円から６億８０００万円（同４９．１％増）へ上方修正したことが好感されている。

　コンビニエンスストアのおにぎり需要の減少などにより具材を中心とした食材は予想を下回っているものの、ニューノーマルの浸透により食品の売上高は予想を上回る見通し。また、食品の単品ごとの販売数量が伸長するなか、生産効率の向上に注力したことで、製造原価の低減により利益率が改善していることも寄与する。

　なお、同時に発表した第３四半期累計（１～９月）決算は、売上高１６７億２７００万円、営業利益８億９３００万円、純利益５億３６００万円だった。

出所：MINKABU PRESS