NY株式市場(6日)米大統領選挙はバイデン候補の過半数獲得が間近か−ダウ平均は直近急上昇の反動売りに警戒へ
6日のニューヨーク株式市場でダウ平均は寄り付きで上昇一服となって取引がスタート。
取引開始前に発表された10月の雇用統計で非農業部門雇用統計は、63.8万人増加となった。市場予想(60万人増)を上回る回復となった。失業率も6.9%と市場予想(7.7%)を下回ったことから雇用環境の改善傾向が確認されたは相場の下支え要因となっている。
アメリカ大統領選挙は、ペンシルバニア州やジョージア州など残る6州の開票作業が進み、バイデン候補の過半数獲得がさらに近づいている。一方でトランプ大統領は、投票集計の停止を求めるなど法廷闘争で徹底抗戦する構えを崩しておらず、これまでのところ敗北宣言は行わないという。
ダウ平均は、アメリカ大統領選挙の最終決着まで時間がかかるリスクを抱えたままとなっているほか、前日までの4日続伸で1800ドル以上上昇した反動から戻り売り圧力も警戒したい1日だ。引き続き、バイデン候補の過半数獲得が確定した段階で、短期的には「噂で買って、事実で売る」=Buy the rumor, sell the factを警戒しつつ、ポジション管理に細心の注意を払いたいところだ。
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