NY株式市場(30日)アップル・アマゾン・フェイスブックが時間外で軟調−好決算のグーグルは堅調
30日のニューヨーク株式市場でダウ平均は再び下値を探る展開となりそうだ。
本格化している主力企業の決算発表で、前日の夕方にGAFA=アップル、アマゾン、フェイスブック、アルファベットが相次いで7−9月期決算を発表した。アップル、フェイスブック、アルファベットは、EPS・売上高ともにアナリスト予想を上回る内容となった。アマゾンは、過去最高益を更新した。
ただ、時間外取引では、好決算を発表したアルファベットが堅調に推移する一方で、アップルは、iPhone売上高がアナリスト予想を下回ったことから軟調に推移。先行き見通しが慎重だったアマゾンとフェイスブックも軟調な展開となっており、30日のニューヨーク株式市場では、IT・ハイテク株中心に手仕舞い売りが優勢な寄り付きとなりそうだ。週末要因でポジションをオーバーウィークしにくいことからポジション調整の売り物も重なりそうだ。
ダウ平均は寄り付きで前日の上昇分(139ドル)を帳消しにした後は、前日の日中安値(2万6290ドル)や200日移動平均線(2万6214ドル)を試す場面が見られよう。
来週に迫ったアメリカ大統領選挙を前にしたポジション調整の動きはほぼ峠を超えてきていると見ている。選挙前最後の週末に追い込みをかけるトランプ大統領とバイデン候補の選挙キャンペーンと新型コロナウイルスの感染状況を注視しながら、ダウ平均は朝方の売り一巡後に節目の2万6000ドル割れを回避して底固さが見られるかどうか。踏ん張りどころの1日となる。
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