日本ラッドが大幅高で3連騰、電子署名関連の穴株として急速人気化◇
日本ラッド<4736.T>が大幅高で3連騰、前日に100円高はストップ高となる799円に買われたが、きょうもその勢いはとどまらず101円高の900円(値幅制限上限は949円)まで一気に駆け上がる場面があった。菅政権下で行政のデジタル化に本腰を入れる方針が明らかとなっているが、直近では河野行政改革相が、行政上の手続きにおけるハンコの使用を原則廃止にしたいとの意向を示したこともあって、電子署名や電子契約に関連する銘柄群に短期資金の攻勢が活発化している。象徴的銘柄としては鈴与シンワート<9360.T>で、同社株はワークフロー処理の時間を大幅に短縮できる印鑑Bot「Biz-Oin(ビズ オーイン)」の提供開始を手掛かり材料に連日のストップ高を演じ、きょうもストップ高カイ気配で3000円大台に乗せてきた。日本ラッドは、日本通運<9062.T>子会社で情報資産管理を行うワンビシアーカイブズと業務提携し、電子署名・電子契約を活用したハンコ業務の効率化促進に取り組んでおり、これがテーマ物色の波に乗る格好となっている。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
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