【買い】 ヤマダ電機（9831) 家電への需要高まる！ 株価上昇に期待 ＝フェアトレード西村剛

■注目銘柄■：【買い】ヤマダ電機（9831）

■注目理由
8月6日発表の決算では、外出自粛による住宅率の高さから家電の買い替え需要が高まったことや、新たにテレワークやオンライン授業等に関連した需要も高まったため、増収増益を達成した。都市部では来店客数が減少したが、郊外での来店客数は増加し、全体では好調な結果となった。コロナの長期化に対応し、店舗では主力の家電だけではなく、家具やキッチン用品を揃えた「家電住まいる館」への転換を進めており、既に100店舗以上で転換を終えている。今後はこの家電以外の分野での成長にも期待できると判断した。
また、同企業の株主優待は9月の人気優待銘柄の一つである。株主優待は優待買い物券を配布している。9月の優待権利確定に向けた買いが今後増えるのではないか。

■テクニカル分析
8月7日は前日比＋7.10％の513円で引けた。8月6日発表の決算において増収増益を達成したことで、7日は高値529円を記録し、7月15日以来の500円台で引けた。RSI（9日）は約46％と過熱感はないが、優待権利確定に向けて上昇する可能性が高い。

■事業概要
大手家電量販店。大型店で急成長を果たす。時価総額は約495,845百万円。PBR約0.7倍。

■足もとの業績
直近発表の2021年3月期 第1四半期決算では、売上高406,520百万円(前年同期比+8.0%)、営業利益22,628百万円(前年同期比+272.1%)、純利益15,885百万円(前年同期比238.9%)となっている。