パーカー、今期経常を32％下方修正

　パーカーコーポレーション <9845> [東証２] が8月3日大引け後(16:00)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比94.8％減の0.4億円に大きく落ち込んだ。
　併せて、通期の同利益を従来予想の25億円→17億円(前期は35.8億円)に32.0％下方修正し、減益率が30.2％減→52.5％減に拡大する見通しとなった。
　なお、4-9月期(上期)の業績見通しは引き続き開示しなかった。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の5.7％→0.9％に大幅悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　通期連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症（以下、本感染症）の収束が依然として見通せない中、５月の緊急事態宣言解除後は世界各国において経済活動が徐々に再開されているものの、当社の主力の取引先である自動車業界や電気産業におきましても本感染症の影響を大きく受けております。当社グループにおきまして、想定より国内外の消費の回復の足取りは鈍く、当社の営業活動も制限され、受注減少や輸出の減少等が予想されることから、2020 年５月12 日に公表いたしました2021 年３月期通期連結業績予想を修正いたします。なお、上記の業績予想の算定においては、感染症の再拡大による緊急事態宣言の再発出等は想定しておりません。今後の動向によっては、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (注)上記業績予想は、現時点において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は、様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。