金ETF需要が、生産の約半分を吸収する勢い
週末WGCから発表された「ゴールドデマンドトレンズ2Qand1H2020」によると2020年4-6月期の金ETF需要が434.1トンと前年同期比5.7倍、過去最高の増加幅となった。4-6月期の金生産高に占める割合は55.8%、上期ベースではETF/生産高は45.7%の勢いとなっている。
新型コロナ感染拡大を受けて世界各国の金融緩和政策が長期に続くものと思われ、米実質金利がマイナスの中、実物資産の金の価値はまだまだ上がりそうだ。新型コロナ死亡者が70万人に迫り、安全資産としての金投資需要も急拡大、ETFなどに資金が大量に流入しつづけている。昨晩は瞬間NY金価格が2000ドルに乗せる場面もあったが、2000ドルも通過点であろう。金価格に連動するWisdomTree金上場投信(1672)や、TOCOMからOSEに移管された金先物なども資金効率がいいだろう。
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