システムサポート（4396）調整一巡から上昇に転じる、上昇トレンド継続に期待◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

調整一巡から上昇に転じる、上昇トレンド継続に期待

【事業内容】
　ITシステム開発を軸にデータベースやクラウドの移行・基盤構築を手掛け、収益基盤であるERP導入支援やシステム開発は着実に成長。米国のオラクルをはじめAWS（アマゾン・ウェブ・サービス）やマイクロソフトなど名だたるクラウドベンダーとの提携を強みとする。

【業績面】
　業績面においては5/13に第3Q決算を発表、売上高は前期比19.0％増収、営業利益は同51.0％増益と中間期よりさらに拡大。今後より期待されるのは利益率の高い自社プロダクトの開発と収益拡大。建築業向け工事情報管理システムの『建て役者』や医用画像ファイリングシステムの『T-File』、小売・警備会社などに向けたクラウド型シフト管理システム『SHIFTEE』といった、各事業分野ごとに特化したシステムを提供しており、汎用性と柔軟なカスタマイズを可能とする質の高い対応でシェアを伸ばすと予想される。

【株価動向】
　株価は3/17安値752円から回復基調を辿り以前の上昇トレンドに回帰し、6/3には2543円まで上値を伸ばす場面もみられた。続いて6/23には2447円をつけて再び上値を試す動きを見せたものの伸ばしきれず、ダブルトップ形成から調整局面に。足元で75日移動平均線をサポートに反発に転じてきており、中期的な上昇トレンドをこのまま堅持できるか注目。