エイトレッド テレワーク推進で連続2ケタ成長 ：日本証券新聞 伊藤 明

各種書類・帳票のデジタル化を推進

エイトレッド　日足一目均衡表　日本証券新聞Digitalテクニカルチャート

エイトレッド（3969）は申請・決裁書類をはじめ業務で発生する各種書類や帳票のデジタル化するワークフローソフト専業。中小・中規模企業向けクラウド型ワークフローソフトで市場シェア35～40％と国内トップ。大手・中堅企業向けパッケージ型ワークフローソフトでも市場シェア15～20％と国内２位を誇る。

　前20年3月期は営業利益5億8800万円（前々期比14％増）と8期連続で最高益更新。「働き方改革」を追い風に、中小・中規模企業向けクラウド型ワークフローソフト「Ｘ－ｐｏｉｎｔ　Ｃｌｏｕｄ」の利用者数は6万8000ユーザー（19年3月期は5万ユーザー）と順調に拡大。「Ｘ－ｐｏｉｎｔ」の多機能・多言語対応バージョンである大企業・中堅企業向けパッケージソフト「Ａｇｉｌｅ　Ｗｏｒｋｓ（アジャイルワークス）」の導入企業数は約500社となっており、1年前に比べて約100社の増加を見せている。
　会社側は「在宅勤務やテレワークを推進する企業の増加に伴いワークフローソフトへの関心は高まっている」として、今21年3月期は売上高17億9000万円（前期比10％増）、営業利益6億5000万円（同10％増）と連続2ケタ成長を計画している。
　4月23日には全国の学校法人を対象に同社製ソフトを特別価格で提供する「アカデミックライセンス」をリリース。テレワーク、学校業務効率化に向けたデジタルシフトをサポートする。