22日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:調整一巡後の押し目を狙うスタンスに
■前場の注目材料:新電工、20/3方修正 営業利益32.0億円←12.0億円
■アステラス製薬、英バイオベンチャーのナンナ・セラピューティクスを買収
■調整一巡後の押し目を狙うスタンスに
22日の日本株市場は、引き続き不安定な相場展開になりそうである。21日の米国市場は続落となり、NYダウは631ドル安だった。原油安や企業の業績悪化が引き続き売り圧力となった。トランプ大統領が石油・ガス会社の資金援助計画・策定を指示したことや石油輸出国機構(OPEC)が減産拡大を検討するとの報道や米上院が4840億ドル規模の追加中小企業救済策で合意したものの、反応は限られていた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比285円安の19035円。円相場は1ドル107円70銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売りが先行の展開となり、日経平均は心理的な支持線として意識されている19000円の攻防になりそうである。また、原油相場の急落によって利益確定の流れが強まっており、ハイテク株が軟調な展開をみせているため、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の動向が気掛かりであろう。値がさハイテク株の動向次第では、日経平均の19000円割れも意識されやすいところである。
また、昨日はマザーズ指数の下落が目立っていた。先行して上昇していた直近IPO銘柄等が軒並み利益確定の流れから大きく下げており、こちらも原油安の影響による不安感から、利益確定を急がせる格好になったとみられる。ただし、マザーズ指数はこれまで連日で上昇しており、75日線レベルまで上昇していた。そのため、テクニカル的にはいったん跳ね返される水準でもあるため、調整一巡後の押し目を狙うスタンスになるだろう。
原油相場の急落をきっかけに利益確定の流れが強まることになったが、日経平均の19000円処での底堅さがみられてくるようであれば、押し目狙いを意識したスタンスにもなりやすい。今後決算シーズンに入るが、今期計画を開示しない状況が増えてくるであろうが、これまでの下落により、相当株価は織り込んでいる状況でもあるだろう。
■新電工、20/3方修正 営業利益32.0億円←12.0億円
新電工<6967>は2020年3月期の業績予想の修正を発表。売上高は従来の1442億円から1483億円、営業利益を12億円から32億円に上方修正した。メモリー市況底打ちなどを背景とする半導体設備投資の回復等により、半導体製造装置向けセラミック静電チャックの売上が増加するとともに、フリップチップタイプパッケージは、Windows7のサポート終了による買い替え需要等により、パソコン向けに旺盛な受注が継続し、サーバー向けも期後半において増加傾向だった。
■前場の注目材料
・1ドル107円70-80銭
・米長期金利は低下
・日銀のETF購入
・新型コロナウイルス治療薬開発
・日米欧の大型財政出動
・株安局面での自社株買い
・来期の業績回復期待
・アステラス製薬<4503>英バイオベンチャーのナンナ・セラピューティクスを買収
・太平洋セメント<5233>インドネシア国営に出資
・三井物産<8031>ICTで建機給油を効率化、稼働状況把握・分析
・堀場製作所<6856>検体検査システム向け血球計数装置を増産、仏子会社で供給体制整備
・菱電商事<8084>電流計測で溶接労働環境を可視化、IoTシステム提供
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・特になし
<SF>
■株式見通し:調整一巡後の押し目を狙うスタンスに
■前場の注目材料:新電工、20/3方修正 営業利益32.0億円←12.0億円
■アステラス製薬、英バイオベンチャーのナンナ・セラピューティクスを買収
■調整一巡後の押し目を狙うスタンスに
22日の日本株市場は、引き続き不安定な相場展開になりそうである。21日の米国市場は続落となり、NYダウは631ドル安だった。原油安や企業の業績悪化が引き続き売り圧力となった。トランプ大統領が石油・ガス会社の資金援助計画・策定を指示したことや石油輸出国機構(OPEC)が減産拡大を検討するとの報道や米上院が4840億ドル規模の追加中小企業救済策で合意したものの、反応は限られていた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比285円安の19035円。円相場は1ドル107円70銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売りが先行の展開となり、日経平均は心理的な支持線として意識されている19000円の攻防になりそうである。また、原油相場の急落によって利益確定の流れが強まっており、ハイテク株が軟調な展開をみせているため、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の動向が気掛かりであろう。値がさハイテク株の動向次第では、日経平均の19000円割れも意識されやすいところである。
また、昨日はマザーズ指数の下落が目立っていた。先行して上昇していた直近IPO銘柄等が軒並み利益確定の流れから大きく下げており、こちらも原油安の影響による不安感から、利益確定を急がせる格好になったとみられる。ただし、マザーズ指数はこれまで連日で上昇しており、75日線レベルまで上昇していた。そのため、テクニカル的にはいったん跳ね返される水準でもあるため、調整一巡後の押し目を狙うスタンスになるだろう。
原油相場の急落をきっかけに利益確定の流れが強まることになったが、日経平均の19000円処での底堅さがみられてくるようであれば、押し目狙いを意識したスタンスにもなりやすい。今後決算シーズンに入るが、今期計画を開示しない状況が増えてくるであろうが、これまでの下落により、相当株価は織り込んでいる状況でもあるだろう。
■新電工、20/3方修正 営業利益32.0億円←12.0億円
新電工<6967>は2020年3月期の業績予想の修正を発表。売上高は従来の1442億円から1483億円、営業利益を12億円から32億円に上方修正した。メモリー市況底打ちなどを背景とする半導体設備投資の回復等により、半導体製造装置向けセラミック静電チャックの売上が増加するとともに、フリップチップタイプパッケージは、Windows7のサポート終了による買い替え需要等により、パソコン向けに旺盛な受注が継続し、サーバー向けも期後半において増加傾向だった。
■前場の注目材料
・1ドル107円70-80銭
・米長期金利は低下
・日銀のETF購入
・新型コロナウイルス治療薬開発
・日米欧の大型財政出動
・株安局面での自社株買い
・来期の業績回復期待
・アステラス製薬<4503>英バイオベンチャーのナンナ・セラピューティクスを買収
・太平洋セメント<5233>インドネシア国営に出資
・三井物産<8031>ICTで建機給油を効率化、稼働状況把握・分析
・堀場製作所<6856>検体検査システム向け血球計数装置を増産、仏子会社で供給体制整備
・菱電商事<8084>電流計測で溶接労働環境を可視化、IoTシステム提供
☆前場のイベントスケジュール
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・特になし
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・特になし
<SF>
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