NY株式市場(30日)欧米でロックダウン長期化懸念が高まる−米重要指標の発表を前に様子見か⁈
アメリカでの感染者は14万人を超え、死者も約2500人と先週末にかけて急増したことが主な背景だ。この結果、トランプ大統領は4月12日をターゲットに掲げていた経済活動の再開時期を撤回した格好となった。
同じくフランスは全土で実施している外出制限を少なくとも4月15日まで延長すると発表。スペインでも全土で外出禁止措置を一段と強化した。
30日のアメリカ株式市場では欧米で外出禁止措置が長期化するとの懸念が相場の重しとなりそうだ。今週は週後半にISM製造業景況指数指数や雇用統計など重要な経済指標の発表を控えていることもあって、30日はポジション調整が売買の中心とみる。
ただ、ダウ平均は27日に900ドルを超える下落幅となった反動から寄り付きで買い戻しも期待出来そう。引き続き、30日は主力IT・ハイテク株が相場反転の中心的な牽引役となるものとみている。