「日本株は安いのに米国株は高い」というのが、 今の投資判断で一番難しいところ。
自宅のリビングより、、、
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、
ピリついた状況が続いています。
先日、用があって外出したときには、
開店前のドラッグストアの前には、
列を作る人が目に入りました。
大人たちが目に見えて、
警戒心を高めていますね。
(子どもたちは無邪気なモンですがw)
株式市場もまだまだ下落中。
相変わらず我が家も、
含み損を抱えております。
とはいえ、これはむやみに、
塩漬けしている訳ではありません。
自分も持ち株にはかなり自信があります。
たとえ目先2〜3年で停滞することがあっても、
「5年後にはほぼ確実に戻る」と考えています。
「損切りするより塩漬けした方が上手くいく」と、
確信しているからこそ…「勝算アリ」の塩漬けです。
また、
こういう相場下落が来たときのために、
現金をたっぷり確保しておいて良かった。
下落相場が来たらなおさら、
バーゲン価格で株を買う予定…(笑)
とはいえ、
株を初めてから日の浅い方や、
株価暴落を経験したコトがない人からすれば、
それと同時に、
「株価はどうなっちゃうの…?」
と心配な方も多いと思います。
そこで今回は、
目先の相場展望が心配な方に向けて、
「今週、株価が暴落する可能性があるのか?」
という話を詳しくしていきます。
◆ ◆ ◆
株価暴落が来るなら週末が濃厚か?
まずは、短期目線の話から。
株式市場の需給は面白いもので、
「いちど動きはじめたら、同じ方向に動き続ける」
という慣性が働きます。
つまり、
「いちど上がり始めたら、上がり続ける」
「いちど下がり始めたら、下がり続ける」
のように動きやすいんです。
この法則から考えると、今の市場は、
「いちど下がり始めたら、下がり続ける」
というサイクルの真っ只中でしょう。
確率としては低いでしょうが、
「ふたたび株価が暴落してもおかしくない」
と考えています。
株価が暴落するタイミングとしては、
「株価暴落が来るなら週末が濃厚だろうな」
と考えています。
「暴落は週末に来る」といった、
信頼できるデータはありませんが、
ここ1〜2カ月の経験としてはあり得るかと。
というのも、
2020年2月以降、株式市場は
「金曜日に急落する」という動きを、
何度も繰り返してきたからです。
2月7日〜3月6日までの5週間に限っては、
金曜日の日経平均株価は5戦5敗です。
おそらく、
「週末に感染が拡大するだろうから、
休みをまたがずに早めに株を売ろう」
という動きが強まるのが原因でしょう。
投資家達は、株価が不安定なとき、
「身動きを取れなくなること」
を何よりも嫌います。
だからこそ、
身動きしにくい銘柄/タイミングに、
株を売られているように感じますね。
◆ ◆ ◆
株価暴落が来るなら米国株が起爆剤に?
次に、長期目線の話から。
こんな話をすると意外に感じるかもしれませんが、
いまの日本株は「そこそこ割安」です。
だから、長い目で見れば、
「日本株は上がる可能性が高い」
と感じます。
ただし、厄介なことが1つだけあります。
それは、日本株が安くても、米国株が高い点です。
ここ10年間の米国株人気は異常で、
2010年からNYダウは2.5倍ほど上がりました。
(ちなみに日本株の値上がりは2倍弱くらい。)
2月末時点、
米国株式のPERはで20倍超え。
めちゃ「割高」です。
この差分は無視できる大きさではないので、
「日本株は米国株に足を引っ張られて、
しばらく株価が下がるんじゃないか」
と心配しています。
◆ ◆ ◆
ベストな投資判断:「待つも相場」
以上の話をまとめると、
「短期的には売りが優勢、暴落するなら週末かも」
「日本株は安くても米国株が高い、暴落するなら外国から」
といった感じでしょう。
「日本株は安いのに米国株は高い」というのが、
今の投資判断で一番難しいところ。
これで米国株が割安であれば、
「迷わず買ってよし!」と、
ナンピン買いするんですが。
いま株を買うと米国株が暴落したときに、
まともにダメージを食らってしまいそう。
「待つも相場」と言いますから、
今はお休みするのが無難でしょうなぁ…。
- 中原良太