■2月17日(月)■目先は買いやすい状況か

今週はボリューム不足だが、下方修正・上方修正銘柄に着目

■今週はボリューム不足だが、下方修正・上方修正銘柄に着目

今週は、上下ともにエネルギー不足の週だ。週初はNY市場が休場、さらに週末からは日本が3連休となり、リスクを大きくとれるほどの状況にはならない。日経平均株価は、23500円を中心に狭いレンジを動くだろう。
一方で、今週は、個別企業の決算動向に注目がいきやすい。12月の決算発表を終えた銘柄の売買は盛んになるだろう。12月決算銘柄だけでなく、3月決算銘柄の第3四半期も含め、決算発表後の売買は利益を出すチャンスだ。今期の業績について、市場はそれほど楽観をしておらず、期待はしていない。しかし、業績予想の下方修正など、予想修正を終えた銘柄は、一旦売られるとしても、悪材料の出尽くしから、戻りが期待できるかもしれない。そのリバウンド狙いが多くなるだろう。また、上方修正銘柄には。継続的な買いが入りやすく、こちらも買いやすい状況となる。
一方、「第3四半期がそれほど良くない状況だが、まだ下方修正を発表していない」、という銘柄に、空売りが来る可能性は高い。
12月決算銘柄については、今期業績予想がどれだけ積極的か、という点に注目が行きやすい。

■コロナウイルス

コロナウイルス関連によって3月までに仕入が入らない、部品が入らず工事が予定通りに完成しない、という状況は、各業種で起きている。しかし、こういった状況は、期を跨ぐがために一時的に決算に影響を与えるが、次の期の数値になる。したがって、この理由で業績予想が修正になる場合は、下落したところは拾っても良いだろう。
3月3日には米国はスーパーチューズデー、5日には中国で全人代がある。どうしても政治的は発言が多くなるタイミングだが、それらの発言による市場の上下も、現状では長続きはしないだろう。
基本的な金余りの状況は続いており、市場は感染のピークアウトを待っている。