【売り】(8848)レオパレス 「モノ言う株主村上ファンド」の取締役解任要求にホワイトナイト出現で短期売買加熱!短期窓埋め上昇の戻り一杯は売りで注目!=フィデリア藤崎
村上ファンド率いる「レノグループ」の全取締役の解任請求の提出が話題となっています。
レオパレス側は、臨時株主総会を8週間以内に開催する必要を行う義務が発生しており、
臨時株主総会招集のための基準日を公開。
http://211.6.211.226/tdnet/data/20200106/140120200106443522.pdf
【最近の株式の動き】
最近の5%報告ルールでは、買い増しを行い、村上ファンドは9%台➡14.45%に保有比率を急拡大
更に、最新四季報の保有株主が大きく変動し、株式を外資と集めたと思われる。
<5%株主報告(12/18)>
「レノ」グループ@村上ファンド 14.45%
https://shikiho.jp/news/4/1346754-1
<その他、四季報の最新大量保有者から連携が予想される大株主(最新保有株式割合➡その後の株式移動)>
(株)アルデシアインベストメント 15.09%
オデイ・アセット・マネジメント 15.46%
モルガン・スタンレーグループ 8.73%➡7.61%
【新規】
➡みずほ証券 7.34%(ホワイトナイトとなるか?)
➡メリルリンチ 5.05%
※依然、TOP4の合計株式保有比率は50%超。
株主が連携した場合、最新の合計株式保有数が50%超となる為、会社を支配する権利が発生する事になる。
ちなみに、株式保有数が50%超となると実質、株主権利として、
「取締役の選任・解任、監査役の選任、計算書類の承認をはじめ、会社の意思決定の大部分を自ら行える。」
今回提出は、10%超の権利を使ったモノだが、バックグランドで50%を確保してから戦略的に行われた背景から、
市場は荒れる事が予想される。
<レノグループは10%超保有の会社の解散請求権>
http://211.6.211.226/tdnet/data/20191227/140120191227442698.pdf
その中で、国内証券でいきなり現れたみずほ証券の7%保有は、短期で外資の買い保有の売りを吸収しており、
議決権保有比率の低下が目的と思われる。
株主としては、所謂、みずほ証券のようなホワイトナイト(国内企業防衛企業)の出現を待ってる所もあり、
高値では売りが出ている為、臨時株主総会までの天井を迎えそうな雰囲気に見える。
また、日経の戻り一杯に加えて、去年5/27の安値396円の窓埋め上昇から高値十字線形成で短期的には、
売りが出やすいチャートより、短期売り注目としたい。
<参考:持ち株比率による「株主権利」>
●解散請求権:10%超 訴えにより会社の解散を請求することができる。
●拒否権:株主総会特別決議の単独否決 33.4%超
(3分の1超) 定款変更、監査役解任、自己株式の取得、
募集株式の募集事項の決定、事業譲渡、合併・会社分割など組織再編の決定を阻止することができる。
●株主総会普通決議の単独可決 50%超
(過半数) 取締役の選任・解任、監査役の選任、計算書類の承認をはじめ、会社の意思決定の大部分を自ら行える。
【今後の展開予想】
更に、来季・再来季予想で現在保有する資産が約半減となる予想より、短期的に回収したい村上ファンド側の意図も見え隠れしている。
チャート的にも、出来高抵抗帯の上値400円の突破は難しいと予想され、
また、現在の一株純資産約350円が来期124円、再来季49円と赤字が止まらない予想で、
2年後の純資産予想は約180円。
赤字から復活できない場合は、村上ファンド代理人の言う通り、ブランドイメージ低下を復活させられない可能性もあると思われる。
短期的に買いが過熱して、既存株主の売りが始まると売り合戦となるのが相場の常であり、ババ抜きゲームへ展開すると予想される。
<ファンダメンタルズ>
予想PER(倍) --(--)
実績PBR 1.16倍
予想配当利回り(%) 0.00 (0.00)
1株純資産(円) <連19.9> 229.0 (331.9)
時価総額 950億円
()は来期予想