まだ”不安定”も、“大きくは崩れない”が基本…!? - ドル円
◆ やはり“短命”…!?
※ご注意:予想期間は1月8日と表示されていますが、本日(1月7日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
やはり地政学的リスクに起因するリスク回避姿勢は、“長くは”続きませんでした。
正月休み明けの国内輸入筋の“ドル買い”により、“下値の堅さ”が意識されたことがまず挙げられます。
次いで独・欧・英のサービス業PMIの“好内容”を機に“ユーロとポンドが急反発”したことも、リスク回避姿勢を緩めた一因といえます。
何より「一段の中東情勢緊迫化がなかった」ことが、“往き過ぎ(過度の悲観論)”を巻き戻した格好といえます。
一時“107.77円”まで売り込まれたドル円は、“108.50円水準”へと反発しています。
◆ “底打ち”と見るのは早計だが…?
問題は、ここから先です。
“緩んでいる”とはいえども、リスク回避姿勢は“払拭された”というわけではありませんので、“上値は重い”と見るのが自然です。
一方で“NYダウは反発”、つれて“
日経平均も巻き戻し”が先行しているだけに、「リスク回避姿勢再燃」を謳うには“力不足”と見るのも、これまた自然ということになります。
ただし“日足・一目均衡表先行スパン下限(昨日は108.075円)”を回復したことで、昨日騒がれた“三役逆転(基準線>転換線&雲>日々線&>遅行スパン)”は影を潜めています。
つまり“底打ち”と見るのはまだ早計ではあるものの、少なくとも“下値が堅い”が先行する可能性は高い…?
まだ“楽観”はできませんが、“大きくは崩れない”を基本として、神経質なマーケットに挑みたいところです。
◆ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:109.000(大台)
上値4:108.877(12/31-1/2高値、日足・一目均衡表先行スパン上限、50日移動平均線、50週移動平均線、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:108.750(日足・一目均衡表基準線/転換線、週足・一目均衡表転換線)
上値2:108.629(1/3高値、200日移動平均線)
上値1:108.502(1/6高値、-1σ、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:108.372(20週移動平均線)
下値1:108.214(100日移動平均線)
下値2:108.105(日足・一目均衡表先行スパン下限、月足・一目均衡表転換線)
下値3:108.000(大台)
下値4:107.929(ピボット1stサポート)
下値5:107.773(1/6安値)
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