~プレミアム会員を軸としたソリューションサービス体制を一新~
【ポイント】
・「デジタルライフプランナー」の商標を取得した。これをブランド化していく。3~5人がチームになって、プレミアムメンバーである顧客の未来デジタルライフを一緒に創っていく。提案型コンサルの内容はデザインシート(将来計画図)に蓄積していく。この需要創出効果によって、2020年3月期から業績は増益に転換してこよう。
・デジタルライフプランのコンサルは、社員の働き方を大幅に変えている。フルサポートする「困ったを解決」というサービスは変わらないが、プレミアムメンバーとの結びつきを強化して、「未来デジタルライフの計画的提案」で、将来価値を創造していく。
・店舗は顧客に営業する場ではなく、顧客価値を創り出す生産の場であると位置付ける。メンバーと一緒に、将来のデジタルライフプランを立てていく。ファミリーにも一緒に入ってもらい、接点を増やしていく。メンバーシップの期間も長くなり、利益貢献は後半に高まってくる。
・社員の働き方改革は、効率化ではなく、顧客の満足度を上げることにある。それを通して、企業価値の向上に結び付けようとしている。社員の人材育成をチームの中で育んでいく「マイクロガバナンス」を、ユニークなチーム方式で展開している。野島社長は、この人材育成に時間の7~8割を集中投入している。
・2017年9月よりメンバー向けサービス一体型商品がスタートした。2018年7月からはメンバー専用のメニューをはっきりさせ、プレミアムサービスを組み込んだ商品を4年契約ベースで提供している。業績面では2020年3月期から次第に顕在化してこよう。
・2016年8月に発生した高齢者に対するサービス内容が適切でなかった事案は克服し、新たな対話型のコンサルを展開している。このビジネスモデルの転換は、先進的で画期的である。今後はプレミアムメンバーのリテンション(保持)も高まってくるので、収益性は以前より向上しよう。今後5年で売上経常利益率10%、経常利益50億円が期待できるので、市場での評価も大きく好転してこよう。
目 次
1.特色 インターネットデバイスのサービス専門店へ転換
2.強み サービス収入主力の収益構造へシフト
3.中期経営方針 ビジネスモデルの進化を図り、メンバー(会員)との結びつきを強化
4.人材育成 ユニークなマイクロガバナンスと関係人口作り
5.当面の業績 新体制への切り替え効果は2020年3月期から本格化
5.企業評価 信頼を取り戻し、攻めの局面へ
企業レーティング | A |
---|---|
株価 (2019年12月9日) |
505円 |
時価総額 | 265億円 (52.622百万株) |
PBR | 1.02倍 |
ROE | 7.7% |
PER | 13.4倍 |
配当利回り | 2.6% |
総資産 | 33154百万円 |
純資産 | 24834百万円 |
自己資本比率 | 74.8% |
BPS | 493.5円 |
決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 | EPS | 配当 |
---|---|---|---|---|---|---|
2012.3 | 49631 | 526 | 684 | 238 | 6.0 | 3.9 |
2013.3 | 51359 | 867 | 924 | 441 | 11.2 | 3.9 |
2014.3 | 53772 | 2256 | 2357 | 1536 | 38.0 | 4.7 |
2015.3 | 51261 | 3045 | 3162 | 1914 | 42.0 | 6.9 |
2016.3 | 51729 | 4086 | 4139 | 2693 | 56.9 | 9.6 |
2017.3 | 46417 | 3402 | 3467 | 2269 | 44.1 | 13.0 |
2018.3 | 43590 | 2981 | 3079 | 1958 | 38.6 | 13.0 |
2019.3 | 40447 | 2579 | 2685 | 1553 | 30.9 | 13.0 |
2020.3(予) | 41000 | 2800 | 2900 | 1900 | 37.8 | 13.0 |
2021.3(予) | 43000 | 3200 | 3300 | 2200 | 43.7 | 13.0 |
(2019.9ベース)
(注)ROE、PER、配当利回りは直近予想ベース。2013年10月に1:100、2015年1月に1:1.5、2016年10月に1:1.2の株式分割を実施。それ以前のEPS、配当については修正ベース。
企業レーティングの定義:当該企業の、(1)経営者の経営力、(2)事業の成長力・持続力、(3)業績下方修正の可能性、という点から定性評価している。A:良好である、B:一定の努力を要する、C:相当の改善を要する、D:極めて厳しい局面にある、という4段階で示す。
レポート全文はこちらから
http://www.belletk.com/pcdepo201912.pdf
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