■11月18日(月)■ファーウェイとの取引猶予期限が分岐点

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最新投稿日時:2019/11/18 08:35 - 「■11月18日(月)■ファーウェイとの取引猶予期限が分岐点」(堀篤)

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■11月18日(月)■ファーウェイとの取引猶予期限が分岐点

著者:堀篤
投稿:2019/11/18 08:35

米中貿易摩擦の行方も材料視

 NY市場が市場最高値を更新して、先週は終了した。東京市場も週明け、堅調な展開が予想される。年内の1か月余りのうちに、24400円~25000円を目指す、という基本的な見方に変化はない。
 今週、日経平均は、材料を無視すれば、23000円から23600円の間で動くという見方ができる。前回上昇時のマドを埋める下値から、前回の短期的な高値の価格帯が、それに当たる。心理的な強気や需給だけで24000円台への挑戦をするには、まだ少し調整日数が足りないと考えられ、今週はまだ、23000円台後半の高値を想定しておきたい。
ただし、材料が出れば、やはり株価は大きく動く環境にある。悪材料が出れば23000円を割れ、好材料が出れば24000円を目指すことになるだろう。
 材料の第一弾は、18日に予定されるファーウェイとの取引猶予期限だ。この期限が延長されれば、市場には追い風になる。そのほかは、米中貿易摩擦の行方が、引き続き材料視されるだろう。
 ただし、気になるのは、9月の第2四半期業績が良くないことだ。国内企業業績予想が振るわない中で株価だけがNY市場につられて上昇する、という現象は、間違いなく割高感を醸成する動きだ。
 また、欧州の景気悪化も重要な懸念材料になり得る。ドイツ銀行の株価が急落すると、またしても金融危機の再来が噂される、というリスクもある。企業業績が伴わない上昇には、そういったセンチメントの悪化に対する脆弱さがつきものだ。
 上昇の主役は、ファーウェイ関連銘柄と、好決算にも関わらず材料出尽くしで下落した銘柄となるだろう。すでに小型株も動意づいており、テーマや銘柄の規模によって選別するよりも、業績に注目した銘柄選別を徹底すべきだろう。
堀篤
日本マネジコ、東京スコットマネジメント代表取締役
配信元: 達人の予想

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