中小型株の決算本格化、成長株への物色資金流入にも期待
時価総額:437億円
PER:133.29倍
PBR: 12.12倍
医療機関や製薬会社向けに医療・医薬品データのネットワーク化とデータ利活用サービスの提供を行う。DPC対象病院を中心に電子カルテと決済を連携させたシステム『CADA-BOX』導入促進を急ぐ。全国のDPC病院の約半数にのぼる顧客基盤を活かした導入進展に期待。
前期は11月の第3Q決算段階で、子会社2社の事業進捗遅れと上記『CADA-BOX』の受注が想定を大きく下振れて未達となることをふまえて業績下方修正に迫られた。今期の第3Q決算は本日発表予定だが上期は会社計画を上回り好進捗で迎えることとなる。利益率は前期と異なり大幅に改善しており、前期の落ち込み分をふまえれば前期比での大幅な増収増益のコントラストが際立つこととなりそうだ。
株価は年初から徐々に水準は切り上がっているものの安定感に欠け、直近では200日移動平均線上の攻防で今一つ方向感が出てきていない。決算を機に再び成長期待感が台頭すれば動意も期待できるだけに本日の決算発表後の動きは要注目と言える。ただし、上述したように相応の決算期待も織り込んでいるとみられ、通過後の本格動意に向けて仕込みに入りたい。