最終関門は“200日移動平均線”…!? - ドル円
◆欲しかった“新たな後押し”が… - “リスク選好”に傾斜
※ご注意:予想期間は10月30日と表示されていますが、本日(10月29日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
“週後半”に偏る「主要イベントとの狭間」において、欲しかった“新たな後押し”が跳び込んできました。
『米中の調整は予定よりも早く進んでいる(トランプ米大統領)』
『来年1月末までのBrexit期限延期をEU側が了承』
直近のマーケットを揺るがした「米中通商協議」「Brexit」がさらに好転したことで、昨日は“リスク選好姿勢”が先行しました。
米10年国債利回りは“1.860%”に上昇、NYダウも“132ドル高”を演じる中、ドル円は8月1日以来となる“109円回復”を示現しています。
◆“上値が重い”は変わっていないが、それでも…?
一方で目先レンジである“108円半ば-後半”は抜け出したものの、テクニカルの節目である“200日移動平均線(本日は109.054円)”を越え切るには至っておりません。
このため“下値が堅い”が上回っているものの、“上値が重い”も相変わらずといった状況ともいえそうです。
それでも本日も「主要イベントとの狭間」に当たるため、“期待感が高まりやすい”という傾向は続くと見るのが自然です。
特に本日は「
日経平均が分水嶺(23,000円)」に差し掛かる中、「スポット取引の月内最終応当日」にも該当します。
つまり“テクニカル的なストップロス”が期待される中、“実需絡みのドル買い”が後押しする可能性も期待できることになります。
明確に越え切れなかった際の“ポジション調整⇒反落”には注意が必要ですが、“もう一段の上値追い”には大いなる期待をもって臨みたいところです。
◆ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:109.620(5/31高値、+2σ、月足・一目均衡表基準線)
上値4:109.498(ピボットハイブレイクアウト)
上値3:109.315(8/1高値、50週移動平均線)
上値2:109.266(ピボット2ndレジスタンス)
上値1:109.054(200日移動平均線、10/28高値、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:108.973(大台)
下値1:108.861(+1σ)
下値2:108.742(ピボット1stサポート)
下値3:108.657(10/28安値、日足・一目均衡表転換線)
下値4:108.492(10/24-25安値、月足・一目均衡表転換線、ピボット2ndサポート)
下値5:108.364(ピボットローブレイクアウト)
10:36 誤字修正
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