10月末までは下値を模索する局面
その肝心な米国株ですが徐々に「米中通商協議での進展無し」を織り込み始めています。仮にこのまま本当に進展無しで終われば、さらなる米中関係の悪化やそれに伴う両国の景気悪化懸念が台頭し、次週以降、株式市場は下値を模索する展開になるかもしれません。もちろん何らかのポジティブサプライズがあれば状況が一変する可能性はありますが。
また月末には英国のEU離脱が控えています。英国のEU離脱の影響がどのようになるかは未知数の部分が大きく慎重にならざるを得ない状況でしょう。このように今の世界情勢を考えれば、少なくとも英国のEU離脱が終わる10月末まではリスクを取りづらい状況が続きそうです。11日の日経平均株価は大幅安と予想します。