リートは買いか売りか、ホールドか?
2018年から厳しくなってきた米中関係から、次第に世界経済の不透明感が台頭し、投資家マインドは気迷いがち。
大資金で売った買ったを実行する外国人投資家や日銀の動きを見つつ、合理的に投資行動をしているつもりがAIプログラムによって買えば下がる、売れば上がるの繰り返しで思うように成果が挙げられていない個人投資家も少なくないと思います。
ならば「インカム目的投資」。
配当金、分配金の多い銘柄にシフトする投資戦略もありですよね。
税金や証券手数料を引いても配当利回りが3%を超える銘柄もたくさん存在。とりわけ、リートには高分配金利回り銘柄がたくさんあり、人気ですよね。
が、過熱感はないのでしょうか。
リンクした図を見てください。足取りはリーマンショック前の高値2600ポイント台にはなお、糊代がありそうです。
が、かなり強い足取りだけにスピード上昇、調整というタイミングに差し掛かっている可能性には要注意ですね。
リートをずっとウオッチしている不動産に詳しい専門家は「東証リート指数が2000を超えてきたら売り準備と顧問先にはアドバイスしている」といいます。
この売り準備から実際に売ってよかった価格帯までのタイムラグは「すぐ」なのか「もうちょっと時間がある」のか体感時間は人それぞれなので何とも言えませんが、そういう意見があることは知っておきたいですね。
急上昇、一服、という流れではもちろん、急上昇では売り、一服では打診買い、下落では買い増し、こつんと底打ちしたらもう一度買う、というような買い方売り方をしたいですね。
買うことは得意でも、売ったりまた買い直したりのリバランス=マネジメントがおろそかになると投資はやりっぱなしの「散らかり放題」のお部屋のようになってしまいます。
ぜひ、マネジメントを念頭に賢いお金の運用をしたいものですよね。
タイトルの買いか売りかホールドかのアンサーとしては
大規模金融緩和を日銀が続ける⇒買い主体は存在⇒高値実現可能性はまだある⇒保有者は売りのタイミングを待つ姿勢
すなわちホールド&売り
ということになります。
図を見ていただくと、がっつり買いたい谷がこの先にあれば、ぜひ、買いたいですよね。
銘柄によりますが、本当の買い場にはまだ、ちょっと時間がかかるかなと思います。
では、よい週末、連休をお過ごしくださいね。