全体煮詰まり感漂う中で小型株に物色向かう
時価総額:30億円
PER:11.78倍
PBR: 1.84倍
IT活用の中小企業向け経営コンサルや経営支援ソフトの販売を行っており、『経営課題解決のJエンジン』が主軸となる。またクラウドソリューション事業としては他にもIT・人材・マーケティング関連商材の開発および営業支援などをを行う『JDネット』サービスなども手がける。これらが売上の4分の3を占め、Webコンテンツ制作などを行うコンテンツ事業も展開。
業績面においては、『Jエンジン』で経営課題を自動コンサルし、『JDネット』で様々な解決施策を提供するHR系サービスが伸長する中、今期の第1Q決算では前年同期比で減収減益となり利益面に至っては赤字転落。人件費増などの販管費が膨らんだ分を吸収しきれなかったとみられるものの、従来から下期偏重なりやすいことをふまえると後半にかけて持ち直してくると思われる。
株価は上記の決算発表後から大きく値を崩し、8月末に年初来安値近くまで売り込まれたが足元では下げ止まっている。今年は2月末~3月中旬にかけてわずか1ヵ月足らずの間に株価が3倍超となる急騰劇を演じており、この時の膨大な出来高におけるシコリが上値を抑えてきたとみられる。ただし、この時の信用期日到来である程度売り圧力は和らいできたとみられ、この先は底打ち反転の動きに期待がかかる。