エヌエフ回路は8連騰と異彩放つ、量子コンピューター関連で戻り足本格化◇
エヌエフ回路設計ブロック<6864.T>が8連騰と異彩を放っている。6月下旬を境に急速に底値圏を上放れ、時価は昨年11月以来約8カ月ぶりの高値水準に達した。同社は電子計測器を開発販売しており、積極的な新製品投入効果もあって業績は好調だ。19年3月期は営業利益段階で29%増の14億2400万円と急伸、続く20年3月期も同5%増の15億円見通しと増益基調が続く。量子コンピューターの研究開発に必要とされる世界最高レベルの信号増幅装置を手掛けている点も注目されている。株価は昨年春先に4000円近くまで買われており天井は高い。上げ足の速さもさることながら前日まで日足で7連続陽線を形成しており、回転商いではなく、引けにかけ着実に実需買いが流入していることを示唆する。量子コンピューター関連で先駆したフィックスターズ<3687.T>の足を彷彿とさせる値運びで上値への思惑が膨らんでいる。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:minkabuPRESS
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