■6月19日(水)■明日の相場展望 ～ 楽観は禁物。 ～

底が入ったと考えるのは早計です。

【重要イベントＦＯＭＣ】


何と言う事か、昨日の大引けを見て、もう私はてっきり下げが始まったと思ったのですが、ドラギ総裁の金融緩和発言に続き、米大統領がＧ２０で習国家主席と会談すると発言した事を受け、ニューヨーク市場が急騰。それを受けて今日の東京市場、買い一色となりました。

日経平均は 361円高 21,333円
トピックスは 26.6ポイント高 1555.27ポイント
出来高は概算 11億2千万株で終わりました。

これだけ急騰を見せられますと、いかにも底が入ってこのまま上がって行きそうに見えてしまいますが、チャートは何等変わりありません。先週金曜日の小欄で解説済みの事です。今日のザラ場高値は 21,358円までですから、まだ上限にも届いておりません。

それよりも米大統領が習国家主席に会うというだけで米中の貿易戦争が終わったかの様に考えるのはいかがなものか。その証拠に上海市場は0.96％しか上がっていません。とにもかくにもこれで今晩のFOMC、加えてニューヨークダウの動きが注目されます。

底が入ったと考えるのは早計です。


では御健闘を祈ります。