今は買わない方が安心?
2018年には2回ほど下方修正を発表しており、同社業績は伸びなやんでいる様子です。経済学者らの研究によれば、「下方修正を発表した会社の株価は、目先半年くらいは上がりにくい!」なんて傾向が確認されていますので、しばらく動きには注意しましょう。また、同社株の予想PERは約60倍と割高感のある水準。これも伸び悩みの原因となる可能性があります。
【リクルートHD(6098)】
業績は着々と拡大しており好調なのですが、いかんせん人気があり過ぎる印象があります。同社株の株価は2016年以降、2.5倍以上に値上がりしてきました。とはいえ、すでに同社株の予想PERは約35倍の水準まで上がってきており、期待感が先行しているようです。「これまで上がった株」は「これからの上昇余地が減った株」ということです。しばらく停滞する可能性に気をつけましょう。
【日本電産(6594)】
2019年以降、同社株は25%以上も値上がりしました。とはいえ、同社は1月に下方修正を発表するなど、業績の伸び悩みが懸念材料。さらに、同社株の予想PERはすでに40倍ほどの水準で、割高感が感じられます。中長期では、値下がりする可能性が高そうですから、むやみに追いかけようとしない方が良いと考えます。
同社のように、大きく値上がりした株は、これから反落のおそれがあります。無理に後追いするのではなく、様子見しておくと無難でしょう。