今夜発表の米貿易収支に警戒
■マーケットはリスクオフ継続か
FRBが明確にハト派のスタンスを示し、米長期金利が低下していくなか、欧州や中国経済も明るくありません。このようなモメンタムでは消去法的に円が選好されやすく、ここからのドル円上昇はなかなかイメージができません。
今週に入り、ドル円下値攻めの第1ラウンドは終了しましたが、第2ラウンドはきっかけ待ちだと思っています。下落のトリガーは、欧州経済や、ブレグジットかもしれません。もしくは力技で短期金利を異常なほど上昇させているトルコかもしれません。何がきっかけで崩れるかはわかりませんが、混在するリスク要因から警戒するべきはやはりダウンサイドになるのではないでしょうか。期末のドル買いフローやショートカバーに振らされる展開も考えられますが、上昇局面では戻り売りを検討します。