成長材料満載の押し目は狙いどころか
時価総額:337.86億円
PER:67.45倍
PBR: 5.40倍
富士通傘下の電池・電子材料・電子部品メーカーであり、ニッケル水素電池が主力。低温から高温までの広い稼動温度領域と寿命予測技術を有した大型ニッケル水素電池や新たな蓄電システムの開発に取り組む。
業績面では営業利益段階からコスト削減による増益効果が著しく、為替差益発生で経常利益が大きく押し上げられている。各利益面においては計画値を上振れての着地が確実視されそうだ。また、材料面でも次世代の二次電池分野で超小型全固体電池開発に成功、富士通グループ成長の中心となって商用化を進めているほか、足元では水素を用いた空気電池の開発も話題を呼んでいる。
株価は直近の空気電池に関する話題性も重なって出来高を集めながら上値を試す動きを見せている。1200円を前にした時の戻り売り圧力が強いとみられる中、すでに週足のRCIは反転攻勢を開始、一目均衡表においても日足では上値抵抗帯を抜けてきている。MSワラントを引き受けたSMBC日興証券の出方も引き続き注視しながら取り組みたい。