【IRアナリストレポート】レシップホールディングス(7213)

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最新投稿日時:2019/03/06 13:59 - 「【IRアナリストレポート】レシップホールディングス(7213)」(みんかぶ株式コラム)

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【IRアナリストレポート】レシップホールディングス(7213)

著者:鈴木 行生
投稿:2019/03/06 13:59

~バスのAFC(運賃システム)、TMS(運行管理システム)で大きく浮上~

【ポイント】
・バス用新交通サービスMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)の一翼を担う当社の「LIVU」が注目され、いくつかのバス会社で採用が始まっている。今後、バスの高機能化が進む。TMS(運行管理システム)において、多言語表示、カラーLED表示に加え、次のバス停情報を自動設定する自動歩進装置(GPS活用)なども本格的に普及してくる。その核となるTMS車載器「LIVU」(ライブ:LECIP Intelligent Vehicle Unit)は、課金型のプラットフォームとして業界の先陣を切っており、期待は大きい。

・当社はバスのAFC(いわゆる運賃箱)で、国内シェア6割を有する。国内の首都圏バスICカード運賃システムの更新需要が、2019年3月期下期から本格化している。ここから1年はフル操業で、大幅な増益効果が見込めよう。その中で、当社のシェアは上がっている。初受注は戦略的に対応するので、初期の負担が発生するが、中期的には収益面で十分取り戻すことができよう。

・2021年3月期までの中期5ヵ年計画では、売上高200億円、営業利益10億円以上を安定的に計上することを目標にする。国内の更新需要によって、この財務数値は2019年3月期で達成できよう。3年後に向けては、TMSの新製品や海外ビジネスを伸ばそうと注力している。

・海外では米国、欧州、シンガポール向けに開発案件を推進している。その準備で設備投資や研究開発費が増加している。海外ビジネスは、海外売上比率20%を目標に黒字化を目指すが、まだハードルは高い。海外の採算が改善に向けて、米国、欧州、アジアでの市場開拓がさらに求められよう。

・事業の特性上、売上・利益は4Qに大きく上がってくる傾向が強かったが、バスシステムの更新需要の効果で、四半期ごとに黒字が見込める展開となろう。2019年3月期は、会社計画の経常利益10億円は達成でき、2020年3月期は経常利益で16億円が見込めよう。先行投資負担はあるものの、業績は大きく好転し、12年ぶりにピーク利益を更新しよう。ROEも20%を超えてくるので、株式市場での評価は大きく高まってこよう。

目 次
1.特色 情報処理(非接触ICカード利用)、電力変換(電源)、 光(LED)が得意
2.強み バスの運賃収受システムで国内シェア6割を有するトップメーカー
3.中期経営計画 オリンピックに向けて国内の更新需要が本格化
4.当面の業績 来期はピーク利益を更新しよう
5.企業評価 内外での新規受注案件の仕上がりに注目

レシップホールディングス <7213>
企業レーティング B
株価
(2019年3月5日)
768円
時価総額 98億円
(12.79百万株)
PBR 2.99倍
ROE 13.7%
PER 21.8倍
配当利回り 1.1%
総資産 14591百万円
純資産 2916百万円
自己資本比率 20.0%
BPS 256.9円
(百万円、円)
決算期 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 EPS 配当
2008.3 18511 1232 1208 686 53.7 8.5
2009.3 16933 1070 1104 521 43.3 8.5
2010.3 13585 29 64 41 3.3 7.5
2011.3 12551 121 154 46 3.7 6.25
2012.3 13059 493 514 132 10.4 7.5
2013.3 13480 477 526 292 23.4 7.5
2014.3 14157 151 164 -98 -9.1 8.5
2015.3 20215 603 779 227 20.8 8.5
2016.3 16203 -571 -649 -1378 -125.3 7.5
2017.3 16985 483 354 50 4.6 7.5
2018.3 15749 -235 -248 -454 -40.9 7.5
2019.3(予) 20500 1100 1100 400 35.2 8.5
2020.3(予) 24000 1600 1600 850 74.9 8.5

(2018.12ベース)
(注)ROE、PER、配当利回りは今期予想ベース。2005年11月1:10、2014年4月1:2の株式分割を実施。それ以前のEPS、配当は修正ベース。
 
企業レーティングの定義:当該企業の、(1)経営者の経営力、(2)事業の成長力・持続力、(3)業績下方修正の可能性、という点から定性評価している。A:良好である、B:一定の努力を要する、C:相当の改善を要する、D:極めて厳しい局面にある、という4段階で示す。

レポート全文はこちらから
http://www.belletk.com/reshiltupuHD201903.pdf
 

日本ベル投資研究所の過去レポートはこちらから

配信元: みんかぶ株式コラム

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