海運株が業種別値上がり率トップ、バルチック指数下落続くも米中貿易協議の進展期待で買い戻し◇
日本郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>、川崎汽船<9107.T>など大手をはじめ海運株への買い戻しが加速。「海運」は業種別騰落率で33業種中、断トツとなっている。鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の総合的な値動きを表すバルチック海運指数が2月4日時点で11日続落と下値模索の動きを続けており、これをうけて海運セクターは買いが入りづらい状況が続いていた。背景にあるのは米中貿易摩擦で中国の景気減速により荷動きが鈍化するとの思惑も運賃市況軟化の背景にあった。ところが、ここにきて米中貿易協議は3月1日の交渉期限を前に中国側が譲歩する形で大きく進展するとの思惑が強まっている。ショートポジションを積んでいたヘッジファンドなどの買い戻しや、それに乗じた押し目買いの動きなどが足もと海運セクターの株価押し上げにつながっている。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:minkabuPRESS
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