買い材料に乏しく軟調 20100-20600のレンジ◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

買い材料に乏しく軟調

●15日のNY株式市場は中国の景気刺激策への期待で営業3日ぶりに反発。英議会による離脱案否決は予想通りで買い戻しが先行した。ニューヨーク連銀が発表した1月の製造業景気指数が市場予想を下回り、2カ月連続で大幅に低下したが、中国当局が景気刺激のため対策を講じることを示唆し買いが優勢となった。18年12月の米卸売物価指数（ＰＰＩ）が予想以上に低下しＦＲＢは利上げを急がないとの見方が広まる。ダウは2万4000ドルに乗せ、ナスダック指数も7000ポイント回復して取引終了。

ダウ工業株　　　　２４０６５.５９（＋１５５.７５）△０.６５％
ナスダック　　　　　７０２３.８３（＋１１７.９２）△１.７１％
Ｓ＆Ｐ５００　　　　２６１０.３０（＋　２７.６９）△１.０７％

●本日の日経平均は買い材料に乏しく軟調と読む。ＣＭＥ日経平均先物の終値は２万０４８５円で、昨日の東京市場の日経平均終値２万０５５５円と比べ７０円安い水準。本日早朝の大阪取引所の日経平均先物終値は２万０４２０円。

●日経平均株価と上下の節目
　────────────
　２万０７３４円　２５日線
●２万０５５５円　昨日終値
　２万０４８５円　ＣＭＥ日経平均先物
　２万０３４１円　５日線
　
●今週の主な予定　

16日（水）
米小売売上高（12月）
米輸入物価指数（12月）
米対米証券投資（11月）
米地区連銀経済報告
ミネアポリス連銀総裁、講演

17日（木）
米住宅着工件数（12月）
黒田日銀総裁、講演
クオールズFRB副議長、講演

18日（金）
日本消費者物価指数（12月）
米鉱工業生産（12月）
NY連銀総裁、講演
フィラデルフィア連銀総裁、講演

米耐久財受注、製造業受注、貿易収支などは19日までに発表される予定

＊予定は変更することがあります