■為替相場状況:現状は「戻りを待って売る」展開に

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最新投稿日時:2019/01/07 11:51 - 「■為替相場状況:現状は「戻りを待って売る」展開に」(平野朋之)

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■為替相場状況:現状は「戻りを待って売る」展開に

著者:平野朋之
投稿:2019/01/07 11:51

テクニカル面も戻り売り優勢

いつもお世話になっております。
トレードタイムです。


皆様、あけましておめでとうございます。

本記事をご覧頂き有難うございます。本年もよろしくお願い申し上げます。


■昨年末と年初にかけ今後のドル円初め、為替全体的に荒れる可能性を示唆した動きがありました。
これまでも米国国家をはじめトランプ大統領就任時から何かアメリカンドリームを彷彿させる動きの中、米国一人勝ちというイメージで米ドル買いを積極的にしてきたのは事実です。

しかし、蓋を開けてみればその中身たるもの事実と乖離する内容になっていることで、投資家はそのこと事態を受け止められなくなってきています。

■乖離するとは、トランプファーストという保護主義がもたらす他国に対する歪みが地盤沈下のように押し寄せ、経済だけでなく政治や地政学といったとところまでおかしくなり始めているのが事実です。

為替相場の動向を決める上での要因は基本的には、金利動向に始まるわけですが、現在では政治や経済といったところがメインになり、強いては地政学まで材料になっている現状です。
つまり、それだけ世界的に不安要素があり、不透明な材料が次から次へと出始め結果として、安全逃避として「金(ゴールド)や日本円を買う」動きになっています。

■為替だけでなく、日米の株式市場をみれば、つい先日の中国の経済不振を理由にアップルショックから株安が進行し、今後も中国の経済動向からは目が離せなくなったのは事実です。
先週の中国の経済指標もかなり不調を示す結果となり、米国一強を固持するのは難しくなったのは事実です。
それと同時に本国でもあのNTT上場以来の期待が寄せられていた「ソフトバンク」が上場と同時に下落することで投資家心理を一気に冷やす格好となりました。

この株式市場の動向は今後の為替相場のメイン材料になることは確かで、特に今年上半期は注目したいです。

■そして今週は、米国と中国の経済指標に注目しています。

特に消費者物価指数に関しては両国とも発表するのでNYタイムだけでなくアジアタイムも大きく動く可能性があるので気をつけたいです。


■最後に、テクニカル面からみたドル円です。

年末年始で一気に売り優勢の展開となっています。
今週は戻りを探すことになりますが、イメージとしては、昨年12月14日の高値113.69円と今年2日の安値105円に対するフィボナッチ、50%戻り(109.33円)もしくは大台の110円が限界とみています。
いずれにしても戻りを待っての売りをメインに戦略を想定しています。
平野朋之
株式会社トレードタイム代表取締役
配信元: 達人の予想

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