今週の日経225相場予想 どうなるFOMC!?(12/17週)
【先週の日経225の動向と今週の主要イベント】
先週の日経225(TFX)は反発。前週の流れを受けて週初21,250円と大幅安で寄り付いた日経225(TFX)は、米中貿易交渉の進展期待により22,052円まで値を戻したものの、米国株の下落などを受けてG20後の米中首脳会談の結果を受けて、再度21,500を下回る展開となり、21,496円で引けました。
今週の主な経済指標は図のとおりです。特に注目されているのはFOMCで、シカゴ金利先物から算出されるFEDWATCHの利上げ確率は17日現在77%となっているため、利上げはほぼ確実と考えられます。
なお、FOMCでのチェックポイントは今後の利上げペースです。
マーケットでは、米国の利上げ打ち止めは近いという見方も多く、中には来年の利上げは無いと予想する向きもあるようですが、今回のFOMCで2019年のドットプロットが前回の3.125%よりも低いかどうかに注目です。
また、パウエルFRB議長の講演、とFEDの経済・物価見通しについても要注意です。
特に経済・物価見通しについては、マーケットにおいて米経済の鈍化が意識される中で、FEDが今後の米国の景気に対し強気なのか弱気なのかによりマーケットのセンチメントも加速又は変化するものと考えられます。
【日経225(TFX) 週足 チャート】
日経225(TFX)の週足チャートです。
辛うじて26週移動平均線は52週移動平均線の上に位置していますが、先週は13週移動平均線が26週移動平均線と52週移動平均線を下回っており、ストキャスティクスも低い状態となっているため、各移動平均線が集中する22,500円にストップをおいて戻り売りを考えたいところです。
【日経225(TFX) 日足 チャート】
日経225(TFX)の日足チャートです。先週お伝えのとおり、その後、相場は三役逆転となりました。したがって、短期的にも戻り売りを考えたいところです。
当面の上値抵抗は遅行スパンから意識される日々線で21,800円前後。その上が、一目基準線の位置する22,040円となります。
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フジトミ証券株式会社 チーフ・テクニカルアナリスト
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