米ドル/円予想 今週は米経済指標に注目!(10/1週)

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最新投稿日時:2018/10/01 11:39 - 「米ドル/円予想 今週は米経済指標に注目!(10/1週)」(山口哲也)

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米ドル/円予想 今週は米経済指標に注目!(10/1週)

著者:山口哲也
投稿:2018/10/01 11:39

【先週のドル/円の動向と今週の主要イベント】

今週の主な経済イベント
米ドル/円は続伸。112.545で寄り付いた米ドル/円は、日米通商交渉の行方が気になる中で、米国の強い経済に加えて米国の利上げもあり、ドルが買われる展開となりました。

なお、今週の主な経済指標は以下のとおりです。


今週は1日のISM製造業景気指数、3日のISM非製造業景気指数、5日の米雇用統計に注目が集まります。ISM製造業景気指数は毎月第1営業日に発表され、製造業の購買担当者によるサーベイになります。景気の良し悪しを分ける50を超えていれば好況、下回っていれば不況となりますが、先月は61.3と14年ぶりの高水準となっており、今回の予想は60.3と前月から低下はしているものの、マーケットは比較的強い米経済を予想しています。ISM非製造業は、毎月第3営業日に発表され、こちらも先月は50を上回る58.5と強い結果でした。雇用統計は当月の12日を含む週の3週間後の金曜日に発表されるため、通常は翌月第1金曜日に発表されます。失業率は3.8%、非農業部門雇用者数は前月比18.8万人増が予想されており、市場予想の平均値から±1標準偏差が16.6万人増から20.4万人増までとなるため、この範囲を超える場合は、サプライズとなる可能性が高いと思われます。

また、3日にはトルコのインフレ指数が発表されますが、前年比21.5%と予想されており、これを大きく上回る場合、再度、トルコ安に繋がる可能性があるため、注意が必要です。

【米ドル/円(TFX)週足 チャート】

【米ドル/円(TFX)週足 チャート】
米ドル/円の週足チャートです。
米ドル/円の週足は、3週連続の陽線引けとなりました。移動平均線は上から順に短期(13週)、中期(26週)、長期(52週)となっており、価格はその上側にあるため、上昇トレンド継続と読み取れます。
ストキャスティクスは80%を超える水準にあり過熱感はあるため、調整はあるかもしれませんが、基本的には押し目買いを考えたいところです。
レジスタンスは、昨年末の高値114.750。サポートは先週末の終値で昨年12月頃の高値圏となる113.60前後。その下は7月の高値113.18前後。

【米ドル/円(TFX)日足 チャート】

【米ドル/円(TFX)日足 チャート】
一方、日足チャートは、価格が200日移動平均線や一目の雲、基準線、転換線の上側に位置しており、転換線(赤い細い線)をサポートに上昇傾向で推移しています。
ストキャスティクスは高い水準にあることから、こちらも調整が入りやすい局面にありますが、転換線113.00や転換線112.177をバックに押し目買いを考えたいところです。


このコメントはテクニカルアナリスト山口の個人的な見解で、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
山口哲也
フジトミ証券株式会社 チーフ・テクニカルアナリスト
配信元: 達人の予想

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