米通商協議が為替市場に与える影響とは?&ドル円は目先「押し目買い」、」戻り場面は逆張りも

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最新投稿日時:2018/09/17 09:36 - 「米通商協議が為替市場に与える影響とは?&ドル円は目先「押し目買い」、」戻り場面は逆張りも」(平野朋之)

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米通商協議が為替市場に与える影響とは?&ドル円は目先「押し目買い」、」戻り場面は逆張りも

著者:平野朋之
投稿:2018/09/17 09:36

未だリスクオンはほど遠い?


いつもお世話になり、有難うございます。
トレードタイムの平野です。


■今週は、直近高値113円をトライするものの、その壁は想像以上に高く感じる一週間になると予想します。

先週は、これまで111円ミドルが上値抵抗になっていましたが、米中通商協議の進展期待やトルコ中銀が政策金利を大幅に引き上げたことで、極度の不安から解消されリスクオンに傾き112円台に突入しました。目先的には直近高値113円にトライする格好となりました。


■さて、今週は日米の重要イベント、第2回米通商協議が開催されます。

やはりポイントは、対日貿易赤字削減のために二国間交渉(自由貿易協定)の行方となります。
特に農産物輸出や自動車関税に関しては要警戒です。また、為替に関しても為替操作国には認定していないものの、現在のドル円相場、そして超緩和政策をひく日銀のやり方には、トランプ大統領も不満は募るばかりで何らかのカタチで詰め寄るのではないかとみています。その意味では、この先ガンガンドル円を買い進めるのは怖い気もします。


■また、週末の安倍首相の日本記者クラブでのコメントも気がかりです。
現在の日銀の異次元緩和についても消極的な姿勢を見せ始めているのと同時に出口戦略に関しても言及したことで今後のゼロ金利解除時期もそう遠くは無く、むしろその時期を模索し始めれば相場も円買いを意識し始めるのではないかとみています。

そして、先週のトルコ中銀の大幅な利上げによって一時的に警戒感は緩和されたものの、新興国の通貨危機は払拭されたわけではありません。

カンフル剤的に利上げしてもそのシワ寄せはず訪れそうです。
特にトルコ円で多くの投資家が火傷したと思いますが、まだ前回の安値が底値と決め付けるのはまだ早いとみています。その意味でも完全なリスクオンに傾かないのもわかる気もします。


■最後にドル円のテクニカルです。

チャート上では直近高値113.17円を意識すると思います。
短い時間軸で押し目買いをイメージしています。しかし、113円を超えてからはカウンター狙いで「売り」も考慮しています。
平野朋之
株式会社トレードタイム代表取締役
配信元: 達人の予想

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