NYダウ・日経平均 月別平均騰落率表(過去20年)
(※アノマリー:はっきりとした理論的根拠を持つ訳ではないものの、マーケットにおいて“よく当たるかもしれない”とされる経験則のこと。)
例年、米中間選挙がある夏場の相場はパフォーマンスが悪化するアノマリーがある。
1962年まで遡ると、7月以降、歴史的に株式市場はピークからボトムまで平均▲9%調整した後、(秋の)中間選挙を迎える。
「7月」はマーケットにとって特に最も辛い月になる。
歴史が示すのは、「7月」はマーケットが(今までの)利益を吐き出し、年初来マイナスに転じる月になる。
上記事項については、あくまで“アノマリー”であり、また個人的見解ということで、必ずしもその通りになるものではありませんが、
市場にはそのような見方をする向きもあるとの認識について、我々は頭の片隅に入れるべきなのかもしれません。
ここでの「7月相場」を「夏相場」という括りにした上で、過去20年(1998/1-2017/12)における、NYダウ・日経平均の月別平均騰落率表につき、以下ご覧ください。
上図表からも分かる通り、過去20年における「夏相場」(ここでは「7月→8月」の相場のこと)では、7月:NYダウ高、日経平均安の傾向が、そして8月:NYダウ、日経平均ともに安くなる傾向が見て取れます。(上図黄色四角枠)