今週の為替展望 レンジ相場で推移か??(6/18週)

\ あなたにピッタリの銘柄がみつかる /

みんかぶプレミアムを無料体験!

プランをみる

最新投稿日時:2018/06/18 11:01 - 「今週の為替展望 レンジ相場で推移か??(6/18週)」(山口哲也)

お知らせ

読み込みに失敗しました。

しばらくしてからもう一度お試しください。

重要なお知らせ すべて見る

今週の為替展望 レンジ相場で推移か??(6/18週)

著者:山口哲也
投稿:2018/06/18 11:01

【先週のドル/円の値動きと今週の経済指標】

【今週の経済指標】
先週の米ドル/円(TFX)は反発。週初109.46で寄付いたドル円は、12 日の米朝首脳会談で朝鮮半島の非核化の方向性が米朝間で共有されたことが好感され上昇。注目されていた、FOMCでは、予想どおり政策金利を0.25%引き上げることが決定され、経済・物価見通しにおいて、FEDの米国の景気に対する強気な見方が示されたことで、さらに110.80台まで円安に進む展開となりましたが、米国の中国への関税の報道を受けて110円台前半まで値を戻す展開となり、110.59で引けました。

今週の主な経済指標は図のとおりですが、18日から20日にかけてポルトガルで開催されるECB年次フォーラムが開催され、パウエルFRB議長や黒田日銀総裁、ECBのドラギ総裁などが参加されます。このフォーラムでは、特に19日17時に行なわれるドラギ総裁の講演や20日22時半から行なわれるドラギ総裁やパウエルFRB議長、黒田総裁、ロウ豪中銀総裁の講演があり、今後の日米欧に加え豪州も含めた金融政策などについての発言があるかどうかに注目しています。
また、22日にはOPEC総会が開催されます。ロシアとサウジは増産で合意していますが、減産により高値維持を考える国もあり、その行方に注目です。
さらに、日本においては、19日にメルカリの上場が控えています。

【米ドル/円(TFX)週足 チャート】

【米ドル/円(TFX)週足 チャート】
米ドル/円の週足チャートは、先週お伝えしたとおり、52週移動平均線を上回る展開となりました。価格は、各移動平均線の上に位置していることもあり、それぞれの移動平均線が今後のサポート水準となると考えられます。ただし、ストキャスティクスが高い水準にあることから、目先はスピード調整の展開がイメージされ、26週移動平均線や13週移動平均線付近まで下落するするようなタイミングで押し目買いを考えたいところです。

【米ドル/円(TFX)日足 チャート】

【米ドル/円(TFX)日足 チャート】
一方、米ドル/円の日足チャートについては、先週お伝えしたとおり、再度200日移動平均線へのトライをし、これを上回る展開となりました。一目は均衡表が好転、価格は、200日移動平均線や転換線、基準線、一目の雲の上側で、それぞれが上向きになっていることから、基本的には買い目線でみたいところではありますが、ストキャスティクスが高い水準にあることから上値も重く見えるため、短期的には110円台でのレンジ相場がイメージされます。
なお、目先のサポートは200日移動平均線の位置する110.23、その下が転換線の位置する110.05。





このコメントはテクニカルアナリスト山口の個人的な見解で、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
山口哲也
フジトミ証券株式会社 チーフ・テクニカルアナリスト
配信元: 達人の予想

みんかぶおすすめ