政治情勢で大荒れの可能性も
トレードタイムです。
■今週のドル円は、チャート上のダブルトップかどうか神経質な
展開を予想します。
以下は、今週の注目ポイントになります。
・ワシントンで開催される米中通商協議においての貿易摩擦の行方
・原油価格の上昇
・ドル円4時間足のサポートライン
■まず、今週行われる2回目の米中通商協議ですが、米サイドとすると、輸入拡大を提案する予定ですが、
中国においても全面的に鵜呑みに出来ないだけに難航が予想されます。
少なくても直近の中国の対米貿易に対する黒字が拡大しているだけに、進展が難しいのは確かです。
更に、トランプ大統領においても、米国内の雇用が失ったのは貿易赤字が大きいだと主張しているだけに、予断を許さない展開だとみています。
■次に大台を超えた原油価格です。
この価格上昇がもし中期的に高止まりするようであれば、米消費に影響が出ることは必至です。
先日発表があったイランの核合意から撤退することで決定しただけに、
材料的には上昇要因が潜在的にあります。
そこに今週からイスラエルにおける米大使館がエルサレムに移転することで、パレスチナとは疎遠になり中東情勢が
悪化する恐れもあるだけに警戒はしておきたいところです。
原油が高止まりで更に米ドルまで高いとなれば、米経済も一旦、ブレーキが掛かる恐れもあります。
■続いてドル円の4時間足です。
今年3月26日の安値(104.63円)からのサポートラインを結んでいただくとわかるのですが、三本前からブレイクダウンしているのがわかります。
ここまでの上昇過程で時間的にも急ピッチで上昇してきただけに、調整は入りやすいかとみています。
■最後に、ドル円の戦略です。
基本的に調整をイメージしているので、109.50円で指値の売りを仕掛け、更に、ネックラインとも見える5月4日安値(108.64円)で逆指値の売りを仕掛けたいと考えています。
いずれにしても最近は政治情勢で大荒れの可能性もあるので、リスク管理にはいつも以上に気をつけたいです。